テストステ論

高テス協会会長がテストステロンに関する情報をお届けします。

ATGスクワットの良さについて語る

今おれはATGスクワットをやっている。ATGというのはAss To the Groundの略であり、ボトムでベタッと座ってしまってから爆発的に立つスクワットのことだ。深くしゃがむのと、ボトムでほぼ脱力してしまうため、パワーリフティングで採用されているパラレルとフルの中間みたいな怪しいスクワットよりは遥かに重量が扱えなくなる。おれはパワーのスタイルならば190kgを3回出来るが、ATGでやると今日やった135kgを7回がベストだ。大体40kくらいは低い重量になっている。

重い重量を扱えないことはほとんどのトレーニーにとって、プライドを傷つけるものであるから好ましくないことだ。だから多くの人はハーフスクワット程度の怪しいスクワットをやっている。それで一時的な自尊心は保たれるかも知れないが、結局トレーニングの質としては疑問が残ってしまう。

ATGの良さを説明するために

1。重い重量を扱わなくてもよい 2。重い重量を扱わない方がよい

の2つに分解して説明する。

1。重い重量を扱わなくても良い

ATGスクワットはフルレンジで筋肉を動かすからあらゆる筋肉を使う点で優れており、浅いレンジでより力を発揮する大腿四頭筋についても十分な負荷が得られていると感じている。それに大腿四頭筋の負荷が足りないと思うならば、補強をすればいいだけだ。例えばレッグプレスやレッグエクステンションを追加すればいい。しかしほとんどの場合それは要らないだろう。

ATGでは、大殿筋やハムストリングも使ってボトムから立ち上がり、最後は大腿四頭筋で完全に立ち上がるという動きになる。このうち大殿筋やハムストリングの発達は女性トレーニーが望むものだ。彼女らは大腿四頭筋は発達させたくないが、お尻は引き締めたいと思っている。そんな時はATGをやればいい。

今、欧米ではクロスフィットなどのHIT(High Intensity Training)が流行っている。パワーリフティングの世界に乗り込んでいる女性は少ないが、クロスフィットには美しくなりたい女性に支持されている。そこでやっているスクワットはやっぱりATGだ。Yeah、彼女らは本当に良いお尻をしている。

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日式女子もスクワットをすべきだ。スクワットをしない女は・・・ダメだ。

2。重い重量を扱わない方が良い

限界に近い重量のバーベルを担ぐことはかなり危険なことだ。まず、背負った段階でぐらつく。仮に後ろにバランスを崩してしまったとしよう。どうなるか?そのままバーベルを持っていたらおそらく背骨が壊れる。まっすぐ立っていたとしても背骨にはかなりの圧がかかっていて椎間板を損傷する可能性がある。

首も危ない。バーベルは首で担ぐわけではないが特にハイバーで担ぐと首に近くなる。これによって首を損傷する可能性がある。特に、高重量になるとボトムで多少前のめりになってしまうことがある。そうするとバーベルの圧が首寄りにかかってきて、首がダメージを受ける。仮につぶれてしまった場合、セーフティバーがあったとしても首には確実にダメージが残る。実際に潰れた次の日は首が痛い。軽いムチウチのような感じになるのだ。

日本のジムでは、潰れる時にバーベルを後に落とすことが禁止されている。理由はバーベルを落とすと他のお客様がビックリなさるからだそうだがこれが本当に良くない。この糞ローカルルールによって安全にスクワットをすることが出来なくなっている。だから日本のジムでは高重量のスクワットは常に命の危険と隣合わせとなる。

おれにとって135kgやそこらならば、完全にコントロール可能だ。また、全身をフルに使って強くなれば、190kgを扱えるようになった時はやっぱり安全にコントロール可能になっている。結局浅いスクワットは大腿四頭筋への負荷は高いかも知れないが、他の筋群への刺激は少なく、大腿四頭筋を鍛えるならばもっと安全な方法があることを考えると、ただ危険なトレーニングということになってしまうのだ。結局急がば回れで、フルレンジのATGを伸ばしていくことが、安全で確実にスクワットを伸ばしていく方法なのだとおれは考えている。