バーベルカラーをつけるか。死ぬか。選べ

カラーとは

バーベルにプレートをつけたあと、バーベルが斜めになった時にプレートが滑って落脱しないように止める器具のことをカラーという。

なぜカラーをつけるのか

事故防止のためである。

通常、バーベルというのは斜めにならない。しかし、自身の限界に近い重量を扱う筋力トレーニングでは何が起こるかわからないものである。だから、十分に経験を積んだトレーニーであっても、バーベルが斜めになってしまうことはある。

例えば、スクワット中にバーベルが斜めになるとどうなるか、片方からプレートが落脱する。そしたらバランスを失ってもう片方の方に傾いてそちらもプレートが落ちる。雪崩式にプレートが全部落ちてしまうのである。当然周りの人にプレートが当たることもあるし、自分自身も回復不能レベルの怪我を負う可能性がある。

カラーをつけない人がいる

ジムで筋トレをしていると、カラーをつけずにトレーニングをしている人がいる。初心者なのか、フォームがめちゃくちゃで、結果としてプレートを落としていた人もいた。なぜ彼らはカラーをつけないのか。理由を考えたい。

1つは、例えば100kgなら100kgピッタリでやりたいと思っている場合だ。バーベルに20kgを2枚ずつつけて100kgにしたとしても、カラーが1kgなら実際には101kgになってしまう。競技レベルでは1kgが差になることはあると思うが、ふつうにトレーニングしている分にはその程度は誤差として考えていいと思うのだが、神経質な人はそう思ってしまう。

もう1つはこのテーマとするところだが、めんどくさいからだ。プレートをつけるのは5秒か10秒程度なのに、カラーをつけるのにはそれ以上かかるとなると、つけること自体億劫になるというのは気持ちとしては理解出来る。

スプリング式のカラーはよくない

今行ってるジムにあるカラーがこれだ。これはスプリング式のカラーと言われる。どうやってバーベルにつけるかというと、まず、グリップの部分を握る。そうすると輪っか部分が少し広がって、それでバーベルを通すことが出来る。

しかしこれが本当にいかんのだ。害悪と言っていい。これによって人が死ぬかもしれんのだ。

まず、通しにくい。かなり強く握って輪っかを十分に広げたとしても、すんなりと通すのは簡単ではない。なぜかというと、片手で通すからだ。輪っか部分はバーベルに対して傾いてしまうため、常に擦れながら入れていくことになる。

そして写真に見るような錆だ。このタイプは錆びた時に使い物にならなくなる。ジムの中には強引にこれを使っている人がいるため、金属がこすれる不快な音が鳴っている。当然、バーベル自体にも悪影響がある。シャフトに傷がついていけば、プレートやカラーはさらに入りづらくなっていく。

したがって私は以下にある小さな金属製の輪っかタイプを使っている。こちらなら両手で入れることになるからバーベルに対して真垂直に挿入していくことが出来て入れやすい。出来ることならばすべてこれにリプレイスした方がいいと思っている。

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ロック式カラーというのがある

しかしよりスムースにカラーをつけられるものがあるようで、ロック式のカラーというのが今はあるらしい。私が大学で競技をしていたことには見たことがなかった。素晴らしい発想だと思うし、見た目もかっこいい。

www.youtube.com

私の夢は、今より広い家に住み、家の中にホームジムを作り、筋トレ系ユーチューバーとして生計を立てることであるが、その際にはぜひ、ロック式カラーの導入を検討したい。

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