出雲にいつ行くの?秋でしょ!「古事記ノススメ」

Twitterで私をフォローしてる人は知ってるかも知れません。私は最近、古事記について本を読んでいます。

以前に、鹿児島の妙見温泉に3泊しました。宿の周りを散策してる時に見つけたのが「熊襲の穴」です。実はこれは、ヤマトタケルの有名なエピソードであるクマソ討伐の舞台です。その場でwikipediaで調べ、ヤマトタケルがクマソという悪者を退治したことはすぐに分かりました。しかしそれがどれだけ重要なことであるか分からなかった。私は興味本位で、暇だったので、少しだけ山を登ってみました。しかしすぐに引き返しました。熊襲の穴は当時の私にとってそれほど重要なものでなかったからです。熊襲という名前からも、熊を連想します。まさかこのあたりは熊が出るのではないかとも思い、怖くなり、あっけなく引き返しました。怖いのは熊ではなく、無知でした。その時から日本の神話には興味を持っていました。しかし、何をすれば良いか分からなかった。

実家に帰った時のことです。母もこれまた変人なのでしょうか、古事記に関する雑誌を読んでいました。なるほど、ではおれも古事記というのを読んでみるか。これがきっかけです。私はkindleで、鈴木三重吉さんの「古事記物語」を読み始めました。なぜこの本を選んだのか。無料だったから意外に理由はありません。ちょっと読んで引き上げるくらいの気持ちだったのです。

本を読んでみると、それは現代に生きる私には発想し得ないアイデアの連発でした。神々は、完全な異常者でした。

私は本を読み進めましたが飽きてきました。古事記は前半が神々の話、後半では天皇家の話が書かれています。神々の話は、その超常性だけで十分に面白いのですが、人間の話はそれに比べると退屈で、おまけに人間の関係が複雑になりすぎて何が何だか分からなくなって、終点直前で、私はこの本を読むのを止めました。この本は、古事記を現代文に訳しただけと言っても過言ではなく、「その背景にある理屈は何なのか」が補足されていないため、何が何だか分からなくなるのです。それはまるで破滅したソースコードのようです。

本屋にぶらりと立ち寄った時、面白そうな本が平積みにされていました。この本をパラパラまくってみると、まさに私が求めていた本でした。物語として書かれているというよりは、むしろ説明文。背景にある理屈の他にも、日本書紀との違いや北欧神話など他の神話との関連についても書かれていて、密度の高い本と思いました。当然、買って読み始めました。

そして先ほど、本を読み終わりました。こちらの本は飽きずに読み切ることが出来ました。みなさんにもオススメします。

突然ですがみなさん、日本でもっとも神秘的な県はどこだと思いますか?多くの人は島根と答えるはずです。島根には出雲大社があります。「出雲」という文字に、私はただならぬオーラを感じます。このような理由から、私は古事記に興味を持つ前にも、出雲には一度旅行に行ってみたいと思っていました。しかし京都にいた6年の間、一度たりとも出雲へ旅行に行くことはありませんでした(それどころか金閣寺や銀閣寺にも行きませんでした)。

偶然ですが、日本書紀ではなく、古事記を読み始めた私は幸運だったと言えます。なぜならば、出雲神話に関する記述量で見た時、古事記は日本書紀より圧倒的に多いからです。これは、何かの運命を感じます。そこで私は、出雲に旅行に行くことにします。

いつ行くのが良いでしょうか?神在祭に行くのが良いと思います。11/23、24に行くのが良いでしょう。23日には神迎祭があります。出雲では他にも色々な祭が開かれているようですが、もっとも重要なのは神在祭だそうです (参考)。こういうものは、ただ行ってお参りしても何の意味もないものです。古事記について学び、出雲大社が何を祀っているところなのか、その経緯は何なのかを知らなければ、ただ行っただけはいおしまいで終わります。私は学びましたので、出雲大社に行くことに意味があります。

みなさんも古事記を読んで、出雲に旅行に行きましょう。自分たちの国がどのように作られて、自分たちの神はどのようなものだったのか、知ることには価値があります。魂が豊かになると、私は感じます。

ちなみに、島根県は、全国美肌一位だそうです。また、女性も美しいと思います。有名な芸能人でいうと江角マキコでしょうか。圧倒的に美しいです。あまり知られていないと思いますが、御秒奈々さんという方もまた、圧倒的な美しさです。そういう意味でもまた、楽しみです。御秒奈々さんは、阪大工学部卒でもあったりして、まさに才色兼備ですね。神の生まれ変わりなのでしょうか。付き合ってください。

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