テストステ論

京大卒の高テス協会会長がテストステロンに関する情報をお届けします

【湯島天神】受験合格に必要なのは才能でも努力でもない。神頼みである【北野天満宮】

私が人生のうちに進学関連でした受験は、(内部生の合格率がほぼ100%の)大学院受験を除くと4回である。振り分けは中学受験が1回と、お恥ずかしながら大学受験が3回である。

そこでおもむろに、「湯島天神に行ったか」と「受験に合格したか」を並べてみる。

受験内容 湯島天神に行ったか 合格したか
1997 麻布中学
2003 東工大
2004 東工大
2005 京大

明らかに、湯島天神に行くと受験に合格している。

受験というのは、最後は運である。特に、ある程度高いレベルの学校を受けようと思えば多くの人は合否ラインの近辺にいるだろうから(それにふつうはそういう学校を受けるだろう。一つしか受けれなくて落ちることが出来ない高校受験を除けば、中学受験も複数日受けることが出来るし、大学受験も浪人という選択が出来る)、問題がたまたま得意なものだったということで受かってしまうこともあるし、たまたまパニックになったとか、インフルにハメられたとか、そんなことで簡単に合否がひっくり返ってしまう。MEDUCATE TVという超面白いユーチューブチャンネルで知ったのだが、超最難関の理3なんかは合格する人のほぼ全員が合否ライン近辺だから、問題が変わると五割の合格者が入れ替わると言われるほど、横並びだそうだ。他の大学ではそこまでではないにしろ、合否ライン近辺の人は、最後は運がものを言うことになる。

麻布中学を受けた時、おれの合格確率はたぶん五割くらいだった。トータルで8割とって受かるというレベルではなかった。大抵は6割か爆裂ヒットした時で7割。このくらいだと、得意の算数が完全にこけると死ぬし、理科が死んでも半死する。国語が極端に難しくて全く解けないということもあるから、これは難易度がふつうであることを祈っていた。国語に関しては、全科目中もっとも時間をかけたと思うが、当時は最後の最後までよくわからなかった。浅野中学のように常に平均的な問題が出る場合は紛れがないし、まず受かるとして、栄光中学もなぜか相性が良いから落ちないとは思っていたが、麻布中学だけは運だった。

湯島天神は、学問の神様で知られる菅原道真を祀っている神社である。ここでは5000円ほどだったと思うが、合格祈祷というのを受けることが出来る。一人ひとり名前が読み上げられて、合格を祈念されるというものであったように覚えている。

中学受験の時は、母親に連れられて湯島天神に行き、祈祷を受けた。そこではちまきや御札、合格と書いた木の札のようなものなどフルセットで買い込み、以降勉強する時は常に、はちまきを巻いていた。はちまきの裏には「麻布合格」と書き、気合が入っていたのを覚えている。

話はそれるが、この合格はちまきというのは、中学受験の風景ではよく見られるものだが、外から見ると滑稽なものの一つのようだ。他には、「絶対合格するぞ!おーっ!」という掛け声も、失笑の的なようだが、これを失笑しているような人間は中学受験をわかっていない。

中学受験というのは本人の資質もさることながら、動機づけが大事なものである。上に挙げたMEDUCATE TVの細井龍さんは、後に千葉大医学部に合格するほどの秀才だが、中学受験ではモチベーションが上がらず、麻布中学に落ちてしまったそうだ。私が麻布中学にどうしても合格したいと思った動機づけについてはまた別途話すことにして、合格はちまきというのも間違いなくその一つなのである。気持ちが乗るのであれば、何だってした方がいい。私が中学受験をしていた頃はちょうど勝利の女神という中学受験ドラマがやっていた(高橋直気くんというジャニーズの子がクールな秀才役を演じていたやつ)ので、それを見て中学受験が楽しくなったのもあったのでラッキーだった。湯島天神に行ってそれでモチベーションが上がるなら、やらない理由はない。子供を湯島天神の祈祷に連れていかない親は、トロールである。

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こうして、湯島天神に行ったおかげで私は運を拾い、コインの表を出すことに成功した。国語の題材の窓際のトットちゃんは読んだことがあるものだったし、算数も理科もこけなかった。社会は難しすぎて全く解けなかったが、誰も解けなかった。結果として合格点は100点を切り、自己採点120点ということで余裕で合格していた。

東工大を2回落ちたのは、自分の中でも想定外だった。麻布は七年制の高校などと自虐するようなところだし、自分としても現役は捨ててたようなものだったけど、一浪して受からなかったのはさすがに絶望した。さすがに泣いたものである。もはや東工大を再度受けてもモチベーションは保てないだろうと思ったので志望校を京大にして、さらに一年勉強して、実力はつけた。しかし思い返すと、一浪時は運に見放されていたような面もあり、ふと思いつき、今度はぷらっと一人で湯島天神の合格祈願を受けに行った。実は、京都に行って北野天満宮で祈願するというのが京大を受けるのであれば最善で、湯島天神で受けても京都にはパワーは届かないのではないかという不安はあったものの、問題はなかったようだ。 

そしたらまた合格してしまった。前期でパニックになり数学ゼロ完をやらかしてしまったこともあり(以前にラジオで話したがまた文章で語ろうと思う)、後期の合格となったが、後期は前期と違い、問題が死ぬほど難しくて何もわからんということもあるから、まさに運ゲーだった。しかしふたを開けてみるとほぼすべての問題が解けてしまい、テストを終了時には合格を確信したのであった。最後の最後で湯島の神様に救っていただき感謝している。

自分の経験からいうと、学問の神様に祈って験担ぎというのは間違いなく意味のあることだったといえる。これから受験シーズンということで、合格祈願に行こうかどうか迷ってる人は多いと思うが、ぜひ行ってほしい。ただ、結構寒かったような記憶があるから、インフルをもらわないように体調を万全にしていくことと、防寒対策はお忘れなく。

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