テストステ論

京大卒の高テス協会会長がテストステロンに関する情報をお届けします

【感想】ドラゴンボールZ 神と神

仕事が忙しすぎて意識がなくなってきた。心がやさぐれてしまいそうなので、子供の頃を思い出そうかと思って、最近話題のドラゴンボールZ映画を見に行ってきた。思い出すと、子供の頃には東宝映画祭りに良く連れていってもらったものである。日の出町で降りて、映画館に歩くというのが大体だっただろうか。新聞屋さんには、映画のチケットだけでなく、ボリジョイサーカス、遊園地のチケット、色々もらったものである。思い返すと昭和は良かったなぁ。

今回は新聞屋さんにもらったチケットで行ったわけではない。桜木町にあるブルク13の事前予約サービスを使ってみた。事前予約はネットで簡単に出来る。回と席を指定して、会計は現地でする。したがって掛け捨てということには決してならない。30分前までにチケットを発行しなければ、予約が破棄されてしまうだけである。休日の映画館はとても混んでおり、新規購入列はとても混んでいる。一方、事前予約のマシンは1Fエレベータの前にもあり、列はほとんどない。メールで送られてくるQコードをかざしてお金を入れるだけであり、あの糞みたいな端末に苦戦する必要もない。休日に映画に来るような人間というのは親子連れかカップルと相場が決まっており、前者は子供の気まぐれに適応したいから予約なんかするわけがないし、後者は現地に行ってから「何見ようか」と一緒になって決めるプロセスを楽しむとかなんとかで、鬱陶しいことこの上ないのでもう映画館には来ないで欲しい。事前予約はとても良いサービスだと思った。

久しぶりのドラゴンボールということで、楽しみにしていた。結論からいうと、がっかりである。これは、ひどいお祭り映画だ。

ストーリーを説明しよう。映画は、星を破壊することを趣味とする戦争神ビルスが目覚めてしまった〜まじやべ〜と界王神があたふたするシーンから始まる。また労働もせずに界王星に修行に来ていた戦闘狂の孫悟空は、その話を聞き「おら、そんなつえーやつと戦いてーなー」と言う。ビルスも同じようである。ビルスは夢の中で戦った「スーパーサイヤ人ゴッド」と戦いたくてしょうがない。38年のお昼寝から醒めたビルスは、「超サイヤ人ゴッドを探す」旅に出かける。あのフリーザを倒した悟空がゴッドなのかと思い、界王星に突然現れたビルスは、超サイヤ人3になった悟空を2発で瞬殺する。「お前はゴッドじゃないな」そう言ってビルスは地球に向かい、38歳ブルマの誕生日パーティに現れ、なぜかパーティに参加する。ビルスは何かあるごとに「この星を破壊しちゃおっかなぁ」とダダをこねるが、ベジータがその都度なだめる。しかしビルスは、地球を破壊することを決意する。

きっかけはブーにプリンをとられたことである。ビルスは地球のおいしい飯に大変満足していた。そして、プリンという美味なものを試そうと、ブーに対して一つ分けるように言うが、ブーはそれを拒否、嫌がらせとして、全プリンを一飲みにしてしまう。ビルスはこれにブチ切れ、ブーは当然ながら一発でやられてしまう。その事態を見たピッコロやヤムチャら、雑魚各位がビルスに襲いかかるが、当然一発でやられてしまう。デコピンとか、そんなもんでバタバタなぎ倒されるZ戦士たち。そして最後の望みベジータも、ビルスには歯が立たない。

自分の誕生日パーティをむちゃくちゃにされご立腹のブルマは、こともあろうかビルスに対してビンタを一発食らわせてしまう。しかしその見返りとしてビルスに強烈なビンタ返しをされてしまい、意識を失ってしまう。ここがこの映画唯一の感動シーンだが、自分の妻を傷つけられたベジータは怒りによってスーパーサイヤ人の限界を超え、ビルスに襲いかかる。互角に闘っているように見えたもののしかし、やがて圧倒され、再び意識を失うベジータゴテンクスもおしりペンペンでKOされてしまう。

ここで悟空登場。彼は今まで草むらに隠れて仲間がやられていく様子を観察していたのである。しかし登場早々、ビルスには勝てねえとあっけなく投了。そして「今回は帰ってくれ、修行して強くなってみせっから」とどこかで聞いたようなセリフ*1。しかしビルスは拒否。今すぐゴッドになっておれと闘って、おれに勝てたら地球を破壊しないでやると無理難題を出す。そこでご都合主義の決定版であるドラゴンボールが登場。悟空は、神龍に向かって問う「おれは今ニートだけど、どうしたらゴッドになれるんだ」。神龍は答える「サイヤ人が手を繋いで意識を高めたらゴッドが生まれる」。5人のサイヤ人は手をつなぎ、意識を高める。その結果、どういうわけか悟空の戦闘力は上がったが、ビルスによって、ゴッドではないという判定になる。最後の鍵はビーデルのお腹の中にあったのだ。ビーデルの中には悟飯の子供がおり*2、そのサイヤ人も合わせて意識を高めることによって、悟空はついにゴッドとなる。

ゴッドとなった悟空は赤色の髪、赤いオーラをまとい、ビルスと互角に渡り合う。しかし戦闘を続けるうち、悟空のゴッドタイムは終わってしまう。しかしなぜだろう、悟空の戦闘力は落ちない。悟空はゴッドタイムを利用して、ゴッドとはどうあるべきかを学習し、元に戻ってもゴッド状態を維持し続けていたのである。やがて戦闘は宇宙空間に遷移する。そしてビルスは、フリーザが惑星ベジータを破壊した時のような赤い元気玉みたいなやつを地球に向かって発射する。ぐわあああと言いながら受け止める悟空。しかし能力が及ばない!!!どうなる地球!!!その時であった。悟空は、地球にいるみんなの願いを受け取り力にして、瞬時的にゴッドを超えた存在になり、その赤い玉を打ち消す。うろたえるビルス。二人は和解する。二人は地上に降り、ビルスは「暴れてすまんかった。今度また来るしその時はプリン食わせてくれ」と言って帰っていくのであった。

戦いはプリンに始まりプリンに終わったのだ。これが最近のアニメのノリなのだろうか・・・。

ドラゴンボールはこんなに軟弱なアニメだっただろうか。ドラゴンボールの映画はかなり見たはずである。一番印象的なのはブロリーであろうか。超天才、伝説の超サイヤ人ブロリーという圧倒的な敵を前に、Z戦士は全員ボロボロになる。ベジータに至っては、もうダメだ勝てっこない、と言い出すほどの絶望から、悟空が最後に元気玉で倒す(たぶん)。そんな白熱のストーリーだったはずである。今回の映画はそういう熱いものではなく、往年のファンに対するサービス、悪い言い方をすれば金稼ぎである。糞すぎて、28歳の会社員が一人でポップコーンを食いながら見てるのが恥ずかしくなるほどであった。

もし、本当にファンサービスをしたかったのであれば、最後の鍵はビーデルのお腹の中でなく、ブロリーであって欲しかった。ブロリー復活、ブロリーVSビルス。そんな映画でも良かった。スーパーサイヤ人ゴッドと聞いてブロリーのことを連想した、あの子供だったが今は大人の観客はいたはずである。

それはそうと、スペシャルゲスト声優として中川翔子松本薫がいたとのことである。松本薫はあの糞違和感のある白バイ隊員であろう。ルックスも本人にそっくりであった。はて、中川翔子は何役であろうか。答えは予言魚役とのことである。全然注目してなかった〜〜〜。若干違和感あるなぁと思ったが下手だなぁとは感じなかった。むしろ予言魚のイラストに違和感があった。あれはしょこたんがデザインしたものではなかろうか?

この映画は、あまり期待しないで見に行くくらいがちょうどいいと思う。ドラゴンボールの映画か、久しぶりに見に行ってやるかくらいの気持ちでライトウェイトに足を運ぶくらいで行かないと絶望すると思います。

(追記)
はて、なぜ松本薫ドラゴンボールの映画に出ているのであろうか?松本薫はこんなことを言ってるようである。

ロンドンオリンピックから帰国後メダリストとして東日本大震災の被災地を訪れた際、会場から「憧れの選手はいますか?」との問いに、松> 本は「目指しているのはドラゴンボール孫悟空」と答えている[49]。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E6%9C%AC%E8%96%AB_(%E6%9F%94%E9%81%93)

*1:ジョセフ・ジョースターです

*2:糞・・・リア充ばかりだ・・