テストステ論

京大卒の高テス協会会長がテストステロンに関する情報をお届けします

【SEO】実験で調べるグーグル検索エンジンのインデックス挙動

およそ4ヶ月前、4月中旬くらいにこのサイトのURLをすべてカスタムURLに張り替えました。URL剥がしと呼ぶことにしましょう。

www.akiradeveloper.com

その意図ですが、

1つはカスタムURLの方が優れていると思うからです。

その理由は、

  • URL自体が無意味な数字の羅列ではなくなるためクローラへのヒントとなる
  • 個人的に、カスタムURLをつけてるページの方がクリックしたくなるためCTR向上が期待出来る

というものであり、今後カスタムURLでやっていくのであれば、過去のものもすべて張り替えて統一しなければ気が済まないという性格の問題です。新しいものだけがカスタムURLになるというのは、美しくないため、2年後3年後に必ず後悔すると思いました。

もう1つは、URL剥がし後に、グーグルの検索システムにどのように扱われるのかを実験したかったからです。

具体的には、ページを消したことのペナルティはあるのか、新規ページとして認識される古い記事は検索順位を回復することが出来るのか?です。これは、巨大なウェブサイトをローカルで作って、それをいきなりデプロイした場合にもインデックスはされるので、長期間で見ればきっとそうだろうと予想は出来ますが、

何がきっかけになって検索順位は上がるのかということを知ることが出来れば、今後に役立ちます。

かなり傾向が見えてきたので、今回は、私の考察を共有します。

古い記事の検索インデックスは緩やかに改善していく

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この図はグーグルサーチコンソールのインプレッション(表示回数)とクリック数のグラフです。

おそらく多くのサイトでそうだと思いますが、同一のサイトであれば、インプレッションとクリック数はほぼ比例します。だから、検索流入を増やすためにはインプレッションを増やす必要があるのですが、インプレッションは、そのページが持っているキーワードの検索されやすさと、検索順位によって決まります。(検索者は大抵、検索のトップページしか見ません)たくさんインプレッションを稼ぐには、そもそも検索されやすいキーワードを含んだページを作るという戦略もありますが、往々にしてレッドオーシャンなので、検索されにくいがその中で上位を狙うという戦略もあります。私のブログは雑記ブログなので、どちらも含んでしまってると思うので、これについてどうすべきか・どう影響してるかは言及出来ません。

ただ、URL剥がしという禁忌を行った直後に一瞬にしてグーグル神の怒りを買って、インプレッションがガタ落ちしましたが、その後、緩やかに回復しています。今後もしばらくは向上し続けるものと思います。

何百ものページのURL剥がしを行ったサイトというのはたぶんレアだと思うので、このグラフは結構価値があると思っています。URLを剥がすとこうなります(笑)

このインプレッション向上は、新しい記事のみで担保されているものではなく、古い記事も少しずつ検索順位を上げていった結果です。

以前人気だった記事は回復しやすい

私のテストステ論でいうと、URL剥がし以前に人気だった記事は、検索順位の回復も早いです。例えば、スクワットに関する記事とか、日立を退職した時の記事です。

特に日立退職の記事は、1000近いはてなブックマークやたくさんの被リンクを全部失って、他の記事と同じ地位からの出発となったわけですが、以前ほどではないものの、それなりに読まれるようになってきました。

では、何がきっかけかと考えると「そのページに対して検索流入があるか」だと思います。にわとりか卵かという話ですが、検索流入がある強いページはグーグルにさらに評価されて、際限なく強くなっていきます。一方で、検索流入が少ないページは永遠に弱いままです。まるで格差社会ですね・・・。日立退職の記事についていうと、「退職 拝承」という検索ワード自体が有名で、URL剥がし後もこれで検索し続けられているため、上位に来てるのだと思います。実際に、検索順位一位です。

結局、以前に強かった記事はまた強くなるということは言えると思います。そして、時間が経てばそのページのポテンシャル限界まで強くなっていきます。

新しい記事がヒットすると古い記事も向上する

URL剥がし後にもいくつかの記事はよく読まれました。例えばアドセンスBANの話だとか、エニタイムフィットネスの撮影禁止の話だとかです。特に後者は「エニタイム 撮影」で検索順位一位まで上がったので今でもそれなりに流入があります。

これらの記事については、通称グーグル砲と呼ばれるGoogle Discoverで宣伝されたため、猛烈に読まれました。従って、これらの記事がグーグルから評価されていて、検索順位が高くなるのは当然といえば当然なのですが、このバズのあとに、他の記事にも明らかに好影響がありました。これは、

「良い記事を書いているサイトは他の記事も良いはずだ」

という仮説を元にしているのだと考えられます。

ヒット記事を書くことはサイト全体に対するベホマズンのようなものなので、とっておきのネタで書くならばヒットを狙うように本気で書くべき

ということは言えると思います。まぁ、本気で書いてもヒットするかどうかは運要素が大きいんですけどね。

この本はとてもわかりやすかったです。ブログを書くのが楽しくなります。

とにかく記事を書くことは重要

グーグルのクローラにはチケットのようなものがあり、ページを頻繁に更新しているサイトについては優先度を上げてクロールしてくれるという仕組みのようですが、実際に、ある程度まとまった記事を書いたあとは、明らかにインデックスが進みます

これについては、体感してる人は多いと思います。

ただ、ブログのよい点は、完全に放置していても検索流入が続いたことによって、ページの順位が上がっていくということですので、書きたくないなら無理に書く必要はないとは言えます。これはユーチューブとは違う点です。

4ヶ月経った今も、検索エンジンが完全に忘れたわけではなさそう

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Bingのウェブマスターツールといって、サーチコンソール相当のものがあります。Bingのものは、グーグルのものとは違って、SEO上の問題点など色々な情報を示してくれるので、グーグルもBingも基本原理は同じようなものと仮定するならば、Bingのウェブマスターツールはとても参考になります。

この図は、クローラのエラーを示したもので、今現在でも大量のエラーがあります。

クローラは、ページが404(ページが見つかりません)を返したとしても、すぐに忘却せずに猶予期間を設けるからです。なぜかというと、管理者が間違って404にしてしまった場合なども考えられるため、ずっと育ててきたインデックスを即削除というのはやりすぎだからです。これは、グーグルでもBingでも同じなのだと思います。グーグルでも、旧サーチコンソールでは、大量のクローラエラーがあることは確認出来ました。

しかし、少しずつ忘れていってくれてはいて、そのうちゼロに近くなるものと予想しますが、それがさらに何ヶ月後になるかはわかりません。たぶんさらに1年くらいはかかるでしょう。あるいは、最初に404を出してから半年後に忘れるのように実装されているのであれば、今から2ヶ月後くらいに一気にゼロになる可能性もあります。

クローラのエラーが出ることに対してですが、私はこれに対してはグーグルからネガティブな評価を受けていると感じています。

例えば、以前にグーグルアドセンスをしていた時などは、エラーのページが多すぎるから広告を一時的に止めましたというメッセージが出たこともあります。(あるいはアドセンスBANをくらったのはそういう背景もあったかも知れません)

また、クローラのエラーが減っていくにつれて、インプレッションや検索流入が増えていってるような印象もあります。

URL剥がしをする際には、このリスクも考えた方がよいです。私がURL剥がしによる失敗経験を共有したいのは、みなさんに同じ失敗をしてほしくないからです。

カスタムURLの方がCTRは数%高くなる

最後に、カスタムURLにして、CTR(クリック率)は上がったか?ですが、

私の例でいうと、2%程度の向上が認められています。実際に、URL剥がし以前と、今では、緑(インプレッション)と青(クリック数)のグラフが上下逆転してることは微細ながらわかると思います。

これについては、ブログを整理した時に、あまり読まれていない記事を消したということは影響してると思うので、必ずしもカスタムURLにするとCTRが向上するとは言い切れません。しかし一方で、検索順位が高いページの方がCTRが高くなるというのは事実であり、今私の記事たちは少しずつ検索順位を改善している途中にも関わらず、以前より高いCTRを出しているという点も考えると、CTR向上はあるのかなとも思います。今現在もCTRは少しずつ上がっています。

これについてはもっと長期間のデータが集まったら再度共有しようと思います。今後ともよろしくお願いいたします。