AtCoderの副社長「青木くん」という男

怪文書再び

AtCoderについてまたツイッターが少し盛り上がっている。

なんでも、AtCoderをはじめたら速攻でchokudaiとakenshoをミュートしろと言ってる人もいたり、 中には問題文に青木が出てきたらもう問題を解かないなんて言ってる人もいる。 それに対して「じゃあ毎回青木を登場させようかな」なんて言ってるライターもいる。愉快なやつらだ。 こういう冗談を楽しめるのが、競プロコミュニティのよいところでもある。

元を辿ると、3月17日に匿名はてなダイアリーで「競技プログラミングは好き、AtCoderが苦手。」 という怪文書が出されてそれに対する副社長の青木の反応がクソなので、クソということになってるようだ。 記事の内容としてはざっくりいうと、「AtCoderの問題は質が高くて好きなのだが、役員、特に社長と副社長が嫌いだ。副社長の青木という人間は論外で、 こんな人間をTwitterに野放しにしておくのはどうかしている」というものである。

とても興味深い。

AtCoder界隈は、以前に 競技プログラミングの性とかいう怪文書について なんかもあったが ネタに尽きない。

青木とおれ

ところで、青木って誰だ。

AtCoderの問題で高橋くんと青木くんが木やコインを使ってバカなゲームをする。 「高橋くんは良いとして青木くんって誰?」 きっとありふれた苗字の中の一つとして青木を選んでいるだけに過ぎないと思っていた。 ちょうど木が入ってるし。

青木という人間が本当に実在すると考えることもなく、 AtCoderのトーク番組「あーだこーだー」の第一回を見ていると、chokudaiの隣に見慣れぬ男がいる。 ブスっとして、いかにも性格の悪そうな男だ。

初回ということで自己紹介があり、その男が副社長の「青木」という人間だとわかった。 チャット欄では「この人があのakenshoかー」などというコメントも見られたが、おれはそのakenshoすら知らなかった。 しかし、あぁなるほど、あの青木はこの青木だったのかという納得はあった。

さて、akenshoというのはAtCoder界隈では有名な人間だったということがわかった。 そういえばおれはchokudaiとりんごとすぬけしか知らない。akenshoも筑駒の同期か何かだろうか? と思って調べてみると・・・。

拝承です。

なるほどそういう感じか。この時点でおれはすべてを悟った。

青木はツイッターをやめるらしい

今回の件をもって、青木は不要不急のツイッターをやめるという声明を出した。 きっかけは、家族に「あなたは無意識のうちに他人を怒らせる才能がある」と言われたことだそうだ。

なんともありふれた分析なのでそれっぽく聞こえるかも知れないが、 おれは違う分析をしていた。

青木は、彼のブログを読めばわかるが、幼少期からずっと「ふつうに生きること」を目指してきた。 言いたいこともいわず、自分を殺して生きてきたのだろうと思う。 会社のために大学院をやめるという決断に至るところも、それを表している。

そういう人間の特徴として、他人にも自分と同様に抑圧することを求める。 だから、おれのようにAtCoderを公然とネタにするような人間は好まないからブロックとなるし、 例の匿名はてなに対して公開の同意を表明した人間に対して「エゴだ」と言ってしまうのだ。 なぜかというと、彼の世界では全員が自分の感情や意見を押し殺して生きているからである。 彼にとってはあるいは、それ自体が他人を尊重するということなのだ。 他人の気持ちがわからないのではなく、そもそもわかることに価値を感じていないのだ。

そんなひどく退屈な人生を生きている人間、それがみんな大好き青木くんなのである。 問題文に出てきた時は、憐れみを持って見てあげるとよいだろう。 筑駒や灘出身の天才たちへのコンプレックスに苛まれ続けている彼へのお慰みとして、 高橋くんに勝つ答案を出してわざと1WAするというのも面白そうだ。

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