完全自殺マニュアル「感電」編

今日は感電自殺について勉強しましょうか。

感電自殺は少ない。そして男性ばかり

感電自殺を行う人はほとんどいない。

この本が出たのが1991年で、その時の自殺者はおよそ2万人。 実はそのうちの6割か7割くらいが首吊りで、他の自殺法(ガスとか服毒) が死ねなくなってきたことから現在では首吊りの割合が増えてきている。

先にいうと感電は今でも死ねる方法だが、 当時の使用者はたった50人。しかも9割が男性だ。 この「感電をするやつは男性が圧倒的に多い」というのは自殺業界では ミステリーの一つらしいが、 理由は「女性は電気工学に疎いから、電気での自殺に対して積極的になれない」 などと言われている。

なるほどおれの出身である 京大の電気電子工学科も、確か女性の割合は3%くらいだったと思うから頷ける。 女性は大抵、化学とか建築に進むものだ。 つまり、服毒と飛び降りか。 工学部の専門と自殺方法の関連があるなんて妄想するのが自殺研究の楽しいところだ。

心室細動を起こすのが目的

やり方は簡単で、電気コードのコンセントじゃない方の銅線を露出させると 2本のより線が入っている。電気が出ていく線と、電気が戻っていく線だ。

電気コードを分解しているDIYサイト

これを胸と背中に貼ると、心臓に対して 100Vの60Hz交流電圧がかけられ、身体の抵抗を考えると、 50mA-100mA程度の電流が流れる。

これが、心室細動を起こすには最高らしい。

例えば、手術に使われる電気メスは1MHz程度の高周波を患者の人体に流して、 電気メスと身体の間に放電を発生させて焼き切る手法だが、 これが安全なのは、高周波だからだ。 なるほど、電気メスにも二種類あるのか(脳外科の福島先生がバイポと呼んでるのは バイポーラ高周波メスのことだろう)。 自殺について調べると、色々と勉強になる。

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自殺にはタイマーを使う。 自作する必要はなさそうだ。コンセント用のタイマーが売っていて、 何時間後に電気が流れるということを指定出来る。

あとは、銅線を胸と背中に貼って、ガムテープか何かでしっかり止めた上で 睡眠薬を飲んで寝る。あとは、寝ている間に電気が流れ、死亡する。

痙攣は起こるのと、心停止するのに数分の時間は必要という説もあるが、 もう意識はないので楽に死ねるというわけである。

といっても、考えるといろいろな問題がある。 そもそも背中にどうやって銅線を貼り付けるんだとか、 痙攣して銅線がずれてしまったらどうだろうかとか、 本当に通電されるかテストすることが難しいとかだ。

ツッコミどころが多い。

未遂時の後遺症はやけど

一応本には、感電自殺には「特に後遺症は残らない」 と書いてあるのだが、案外そうでもない。

少なくともやけどは残る。

調べていたら面白い記事が見つかったので紹介する。

「感電自殺」を図った20歳男性の絶望と貧困

この男性は家庭事情から高校生の時に感電自殺を計った。

この男性はまさに同じ方法をとったが、未遂に終わった。

高校生のとき、自殺することばかり考えていた。ある日、電気コードの中の銅線を露出させて左胸と背中に貼り付けた。睡眠薬を飲む。タイマーで電気が流れる時間を設定する。コンセントにコードを差し込み、目を閉じた――。目覚めたときに見たのは、慌てふためく母親の姿だった。

未遂の理由はこう分析されている。

自殺が失敗した原因について、タカヒロさんはどこか他人事のように「銅線の貼り付け方が悪くて、電気抵抗が大きすぎたんだと思います」と分析する。

その結果、彼の身体にはやけどの跡が残った。

タカヒロさんに話を聞いたのは週末のファミリーレストラン。家族連れなどでにぎわう店内で一瞬シャツをはだけて、感電自殺を図ったときにできた傷あとを見せてくれた。左胸あたりに火傷のような丸いあとがある。さらに、右手の親指を除く指には母親が突き付けてきた包丁を握ったときにできたという、一直線の傷あとがあった。

このように、感電自殺は確実性は低いし、 他の自殺法に比べると軽微ということは出来るかも知れないが 後遺症は残る。

従ってあまりオススメ出来る方法ではない。

しかし、感電自殺をした人間が電気工事士になろうだなんて、人生はわからんものだね。

しばらくはアルバイトでおカネを貯め、後々は高校での専門を生かし、電気工事士の資格を取るつもりだ。


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