完全自殺マニュアル「凍死」編

凍死というと真っ先に思い浮かぶのは 元F1レーサーの片山右京だ。 片山右京が冬の富士山にトレーニング目的で登山のため 同行していた仲間2人が凍死した事件である。 死んだ2人は死の直前には泣き出したり、パニックになって奇声を上げていたと言われている。 凍死というのはそういうもののようだ。

凍死というと大抵の場合、 このような事故であることが多く、 自殺として凍死したというのはあまり聞かない。 ホームレスが冬の公園で凍死したとかいうのも聞くが、やはり事故だ。

実際、凍死による自殺というのは極めて稀だ。

しかし、凍死は実はなかなか優れた自殺法のようであり、安楽死に近いかも知れない。

凍死の方法

凍死の基本原理は、低体温症である。

低体温症は直腸温度について

  1. 35度:倦怠感・眠気。眠ったら死ぬ
  2. 34-33度:思考力低下。意識が朦朧
  3. 30-26度:意識消失
  4. 25度:救助不能

という遷移を経る。

4段階まで至るのが、凍死である。

やろうと思えば、真冬日に自宅でも可能のようだ。 気温5度の日に窓を開け、半裸になり、身体を水で濡らしたまま寝る。 扇風機の風に当たり、気化熱にどんどん体温を奪わせる。 そしたら死ねる。 当然、野外でも死ねる。

雪山がベスト

しかしやはり、一番確実なのは雪山。 鎮痛剤・睡眠薬・酒を持って雪山に行き、 あとは寝るだけ。 2-3日ぼーっとしていれば衰弱もあって自然と死ぬようだ。 それほど苦痛もなく、生還した人間によるとむしろ 途中から気持ちよくなると伝えられている。

入水自殺同様に捜索されてはならない

凍死を狙う場合も、 入水自殺同様に、雪山に行ったことを誰にも悟られてはならない。

もし悟られると、おせっかいな適合野郎が警察に通報したりして、 雪山捜索が行われてしまうからだ。 雪山捜索の場合、民間のヘリが飛ぶことがあり、 その場合1時間で50万。 人員も投入する場合は、1000万コースとなる場合もある。

しかも仮に凍死前に見つかってしまった場合、 手足が凍傷で壊死してる可能性があり、その場合、切断することになる。 つまり、1000万円請求された上に、手足も失うことになるというわけである。

適合人間がいかに悪かがよくわかる。 なぜ、自殺が悪いことだと思いこんでるんだろうか。

この世は地獄だ。

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