ソフトウェアエンジニアリングがAIにギュられるのは mRNAコロナワクチンが毒チンであるくらい当たり前のことだし、 現にかなり力のあるソフトウェアエンジニアも今後少なくともコードを書く 仕事はなくなるだろうと言ってるので、まぁそりゃそうだろう異論なーしと思って、 じゃあおれは京大電電出身であることを思い出してもう電気技術者にピボットするわ ということで速攻仕事を辞めて今は毎日、電験2種に向けて勉強を進めているわけだが、 さすがに食わず嫌いすぎるだろうと思うのと、 実際作ってみたいツールがあったけどAPIの仕様を正確に調べて 正確に型を作ってがっちゃんこ計算してCUIでテーブル表示するだけ の一番だるいやつで、しかしAIにやらせるのに最適の課題では?と思ってさっそくやってみた。
AIで職を失うのがコールセンター、翻訳ときてて、次がプログラマかどうかというフェーズに差し掛かりつあるが、プログラマが逝ったら次はホワイトカラー丸ごと逝くと思ってるので、セーフティネットだけほしい
— mizchi (@mizchi) April 3, 2026
やったことは、 3000円のチャッピーを契約しているので、 それをVSCodeのCodexプラグインに接続して、 あとはチャットで命令しただけ。
自分でやったらふつうに100時間コースかもなぁと思って腰が重かったわけだが、 かなりしっかりとしたものがたったの2時間で出来てしまった。なんと界王拳50倍。 しかもおれは一切疲弊なし。
最初はAPIを読み込むモジュールから作って、型を洗練させた。 こういうライブラリが使えるだろという知識はおれが持ってるので、 これとこれを使って実装してなどというとばっちりと良いものを秒で書いてくる。 人間が開発する時も大抵は、「newtypeを作って型のバリアを張ろう」くらいの粒度で考えて、 実際にそれを作業していくわけだが、チャッピーにはこの粒度で指示を与えると 標準程度のコードは確実に書いてきて、たまにおれの想像を超えてくる。
結局、出力する値が間違っていて、たぶん計算ロジックとか値の読み方が間違ってるんだろうな と思ったが、自分でコードを読んでチェックするのは完全にだるかったので、 CUI出力をチャットに張って、 「おい、この値大きすぎるだろ。お前はガイジニアか?」 「さっきより悪くなってるぞ。脳に障害があるのか?」 「おいさっき言ったことを忘れたのか。いい加減にしろよ低学歴」 などとノリで煽ってたらいつの間にか ばっちりなものに収束してきた。パワハラされても不貞腐れるようなことはなく、人間も良く出来ている。
この経験を通して言えること。 これだけ賢くて、手が速くて、成果物のクオリティも安定している人間を少なくともおれは知らないし、 どう考えてもおれより優秀なので、完全におれはギュられたんだと思った。 そしてこのAIは今後指数関数的に賢くなっていくというのだから恐ろしい。 ソフトウェアエンジニアなんて、長くてももう2、3年が賞味期限ではないかと思う。 その上汎化と言って、ある分野での賢さを他の分野にも転用する能力もあるようなので、 おそらくほとんどのホワイトワーカーは遅かれ早かれギュられることになるだろう(あなたは、おれより優秀だと思ってますか?)。 今回のおれのケースでは小さなツール作成だったが、 もっと壮大なアイデアがあっておれと同様にチャッピーに的確に命令出来る能力がある人が たくさんのAI(開発者だけでなく、営業とか経理とかも全部AI化する) を使いながらたった一人でゴリゴリに事業を進めていくドラクエ1的ソロプレナースタイルが 今後は主流になっていって、誰かに雇われてコードを書くということはなくなっていくと思う。
じゃあどうするか。 素直にはAI系の株を買ってヘッジすることだけど、 おれにはそんな元手はないので諦めて、 電気のことは学んだし実際別に嫌いでもないので 電験に向けて勉強をしているというわけだ。 電験が正解かはわからないが、ソフトウェアに固執するのは本当に危ないと思う。