【感想】ダブルオー劇場版

1年前くらいから、IT技術者の教養としてガンダムを見まくってます。もともといたストレージカーネル部は、ガンダムとジョジョのネタが分からないと会話についていけないくらい汚染されていて、命の危険に晒されたので必死に見ました。

最近はダブルオーを見てました。ダブルオーはおれの中では最高のガンダム。機体がかっこいいし、戦闘も高速でかっこいい。トランザムはユニコーンのNT-dのようなものです。量子化したダブルオーライザーはまさにF91の質量を持った残像!!!かっこよすぎる。同じようにかっこいいだけなら、Seedもかっこいいですが、こちらは登場人物がアレすぎる。

登場人物のストーリーもうまく描かれています(リヒティ/クリス、サジ/ルイス、スミルノフ親子、ニール/フェルト、ライル/アニューなど。あのわけわからん中東のお姫様は空気)。ガンダムシリーズで登場人物で一番好きな主人公はカミーユでしたが、CBの4人のうち、ロックオン(ニール、ライルともに)はカミーユに相当する。特にライル。もはやダブルオーの主人公はライルであり、ヒロインはリンダ(イアンのロリ嫁)と言っても過言ではないでしょう!

しかしこの劇場版は終わってる・・・。糞すぎた。何の意図で作られたんだこれは。金稼ぎか、下衆が・・・。

ガンダムシリーズといえば、それぞれに主義を持った人間同士がモビルスーツで闘い合うのが見どころなのですが、この映画の敵は銀色の異星人(メタルクウラみたいなやつ)です。そういうのはエヴァかファフナーでやれw

その異星人と、GN粒子を使って相互理解をすることが目的であり、最終的に刹那は友好大使を拝命して、その異星人の故郷に瞬間移動してしまう。「それから50年が経った〜」世界では美しいだけなら美しかったマリナ・イスマイールがよぼよぼのおばあさんになっていて、刹那は人間でありイノベイダーであり異星人でもあるというわけの分からん属性のキャラになって再登場、なぜかマリナを抱きしめるという謎シーンで終わる。完全謎のストーリーでした。ミスター・ブシドーことグラハム・エーカーは神風特攻してしまうし・・・。もう何なんだよ。

ダブルオーを美しいまま記憶に留めたい人は、Season2までで終わることをおすすめします。

ダブルオーのテーマは、この劇場版でも分かりますが、「分かり合い」です。それは

  • 人間とイノベーター(例えばライルとアニュー。泣いたわ・・)
  • サジ(親を殺したと勘違いされたもの)とクリス(親を殺されたもの)
  • リヒティ(半分ロボット)とクリスの分かり合い(真の愛。これも泣いた)
  • スミルノフ親子(これはすれ違い)
  • 国を滅ぼしたものと滅ぼされたもの(マリナと刹那)

というストーリーで表現されています。でも、異星人は違うと思うんですよね。飛びすぎた。これって本当に劇場で上映されたんですか?だとすると見てる人はポカーンだったのではないかな。結局ルイスはどうなったんだ。そんな疑問だけが残ったアニメでした。

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