HTTPについて基礎がまとめられてる良書

Webを支える技術という本を読んだ。

HTTPについて基礎的な情報がまとめられている良い本であった。今、この本に書いてある素晴らしいHTTPにより、ネットで色々な情報が手に入るようになって、では本というのはどういう価値があるのかというと、何か1つのことについてまとめて提供するという一点に尽きると思う。

Amazonのレビューを見ると、この程度はウェブで検索すれば出てくるという人がいるけど、大学の授業だってウェブで手に入る時代に何を言いますか。(というかむしろ、これだけオープンなIT系において、完全にクローズドなものを学ぶ価値があるのか疑って欲しい) むしろ今後重要になるのは、まとめあげて、価値を追加することだと思う。他の分野との関連性を見出してより広い範囲でまとめあげれば、なお良いだろうけど、この本はそこまでは至っていない。

著者の山本陽平さんは、私はこの人を知らないけど、リコーという会社でずっとHTTPやらXMLやらをやってきたという経歴が書いてあるので、内容については信頼出来る。理由は、

  1. 大企業には、あることはとてつもなく追求してるけど、他のことはあんまり分からないという人がいる。この人はたぶん、HTTPについては知識の宝庫である。
  2. 大企業の人は、まとまった文章を書くのがうまい。訓練されているから。

実際に、RFCなどにも言及されていて、読んでよかったと思う。何ごとも、基礎を学ぶことが重要なので、オススメします。ウェブは夢があっていいですね。ライトブーストとか本当にくだらないです。関数型ウェブ基盤野郎になろうと思います.

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