現在は低学歴とねたみとスラップ訴訟の蔓延る陰湿な日式ソフトウェア業界に愛想を尽かし、 最強の電気技術者になるべく電験の勉強をしているおれだが、Rustに対してはだいぶ古参だ。
最近のニュースで知ったのだが、Rust製のcoreutilsがUbuntu LTSの標準になったらしい。
Ubuntu 26.04 LTSで本格的に進むRust版coreutilsへの移行
これについて、学歴はたしか東大中退だったと思うが、κeen氏がmktempを作ったと自慢してた。
Ubuntu 26.04で使う人が増えるんで改めて自慢しますね。coreutilsをRustで実装しなおしたuutilsがデフォルトで入ってるんですが、そのうちmktempは私が作ったものです(なお最新のコードはほぼ私の書いたコードは残ってない)https://t.co/MH3ZFhpgly
— κeen (@blackenedgold) April 23, 2026
https://x.com/blackenedgold/status/2047125275214070123
そこでおれも自慢させていただくが、splitとtsortは京大卒のおれが初期実装を作った。 同様にコードは消えてしまっていそうだが、PRは残っている。 Ubuntuでsplitとtsortを使う時にはおれのことを思い出してほしい。
- split: https://github.com/uutils/coreutils/pull/335
- tsort: https://github.com/uutils/coreutils/pull/361
2014年の夏のことだから、もう12年も前のことか。 たぶんあの頃はVA Linuxという基盤ソフトウェア専門の会社で OSのプロにしごかれながらAUTOSAR準拠の組み込みOSを作っていて、 おれは当時Rustという言語が作られているのを知っていたから、 こんな仕様、Rustだったら静的にチェック出来そうなものなのにと思って 京橋かどっかのエスカレータで「RustだったらAUTOSARの仕様ってコンパイル時にチェック出来ると思います」 というと、「ふーん、そうなんだ」で流された記憶がある。 その頃の話については以前書いた。
今でこそミドルウェアは当然としてバックエンドもフロントエンドもなんでもRustという状況になっているが、 当時は、一部のソフトウェア品質に対してこだわりを持つ人だけがRustという新しい言語に注目しており、 その初期の世界において盛り上がりを見せていたのがcoreutilsだった。 今でこそLinuxカーネルの一部をRustで書けるようになったが、その前身のようなものだ。 野心的で面白いと思ったので、おれは手を挙げてsplitとtsortを実装した。 非常に良い思い出だ。コードをAIで書く現代においては、あり得ない体験だと思う。
新世代のcoreutilsに貢献出来たことを誇りたい。