なぜものの値段が税抜きで表示されるのか?

ふと思ったのだけど、商品の値段が 100円 + 税 という風に書いてあるのってなぜでしょうか。

まず、おれの記憶では、商品の値段は消費税込で表示せよという法律が出来ていた気がするのだが、無視だろうか?(これですね。https://www.nta.go.jp/taxanswer/shohi/6902.htm)

これを抜きにしても、「消費税分を余計に欲しいかどうか」は売り手の勝手な要望なのだから、それをなぜ買い手に見せる必要がある?例えば、108円と書いてあれば、事実上、その値段が100+8円であることはほぼ明確だけど、「値段が108円です。消費税分はとってません」という含みを残すことが出来る。言い換えると、100+8 or 108+0の可能性を残すことが出来る。買い手はどの道108円払うしかないのだから、税抜きの価格なんか知りたくもない。知りたくないものをなぜ見せるのだろうか?

売り手側の利点は、

  • ものの値段を見かけ上安く見せることが出来る。より買ってもらいやすくなる。
  • 消費税率が変わった時にも互換性を保ちやすい。

前者は単なる戦略といえばそれまでだけど、騙してるという意識はないのだろうか。特にスーパーとかで毎日買いに来る客を騙すというのは心が傷まないのだろうか。後者は明らかに愚かだ。消費税率が変わる頻度は、商品の価格ラベルを貼り替える頻度より遥かに低い。

もし、私の想像より遥かに気持ち悪い理由で税抜き表示されてるのであれば是非知りたい。

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