ライトブーストは死んでないです

Twitterで心ない人にこんなことを言われたため反論したいと思います。

小崎資広という富士通のソフトウェアエンジニアさんのようです。(https://www.linkedin.com/in/motohiro-kosaki-06455710/) LinkedInで調べるとRubyやLinuxのコミュニティで知名度のある人で、Twitterのフォロワー数は2017年5月31日現在6807人と、IT業界に向けたSNSでの発信力がかなりある方のようです。

ライトブーストが死んだというのは事実無根で、むしろ着実に広がっており、現在オランダの企業からライトブーストに関するコンサルタントの依頼が来ているくらいです。 飽きたというのも全くの事実無根で、最新カーネルに向けたメンテナンスもしっかり行っており、この前2.2.7をリリースしたばかりです。これにはユーザからの要望に対するエンハンスメントなども含まれています。

この方はアップストリームにしか興味がない方なのでアップストリームに提案しようとしないものは死んだも同然と判断したのかも知れませんが、以下の理由からライトブーストコミュニティを代表して小崎氏に謝罪と撤回を要求したいと思います。(To: id:kosaki)

ライトブーストはアップストリームへの提案は行っておりませんしもはや行う気もありませんが、out-of-treeでしっかりと広がりつつあります。これは私の実装だけでなく、各ディストリビューションへのパッケージの作成や提案を行ってくれる人や、使ってくれてフィードバックを使ってくれるユーザのおかげでもあります。広く言うのであれば、SNSやスライドなどでライトブーストについて言及してくれることも貢献と言えます。 私はこれをライトブーストのコミュニティであると認識しています。彼らの力なしではライトブーストは確かに死んでいたかも知れません。

私個人で閉じたものであれば我慢が出来るものの、今回の「死んだ」公言は、コミュニティに対する侮辱行為と受け止めざるを得ず、発言力のある小崎氏においては特に許されるものではありません。従ってまず侮辱行為に関して謝罪を要求します。 また、コミュニティはライトブーストを広めるために動いてくれているボランティアです。このような発言によってライトブーストの発展が妨げられるべきではありませんので、撤回も要求します。

なお、謝罪は、「死んだ。作者が飽きたから」を引用リツイートする形で行ってください。元ツイートを消すと文脈が不明瞭になってしまうためです。

ところで、私はこの発言のやり方を老害的であると捉えています。OSSコミュニティや日本を代表する大企業である富士通で素晴らしいキャリアを積んだ熟練エンジニアがまだキャリアを積んでいかなければならない若手エンジニアを公開処刑したようなものだと思うからです。なぜならば私はライトブーストに飽きていませんし、仮に飽きたからと言ってソフトウェアを放棄するような無責任な人間ではないからです。この決めつけを一方的に行い私を社会的に抹殺しようとするやり方にもっとも適切な言葉は何かと考えると、それはやはり老害ということになると思います。

この記事はかなり過激なものであるということは認識しています。しかし、大切なコミュニティを侮辱され、SNSを通じて社会的に抹殺されようとされているのに何の抵抗もしないではいられないと思ったため、書くことにしました。読者のみなさまに私の主張が正しく伝わることを願っております.

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