【商品レビュー】Macbookを買うなら、メモリは16GBに増設しよう - 購入後に後悔しないために -

私は大学院を出て社会に出たのが2011年で、それからずっとMacbookを使い続けています。2011年、2014年、そして今回2018年モデルを買いました。

買い替えた理由としては、バッテリーが肥大して底板が歪んでる(実はこれは、バッテリーを交換するとアルミが元の形に戻る特性らしいのですが、そこまでしてあと何年も使い続けるつもりはないかなと思いました)とか、PCを新しくして心機一転したかったとかありますが、スペックの問題もありました。

Macbookを買うとなると、メモリやストレージを増設するかどうかで悩みますよね。というのも、2014年モデルの時点ではすでに、購入後に増設することが不可能になっていて、購入前に慎重に考える必要があるからです。悩んだ挙げ句、買うことが出来ないという人もいると思います。

この記事では、これからMacbookを買おうかと悩んでる人に対して、どういう理由で私が今回、メモリやストレージを増設したかをお話します。増設するかしないかの判断材料になれば幸いです。

スペック比較: 2014年モデル VS 2018年モデル

20142018
メモリ8GB16GB
ストレージ256GB512GB
CPU24
  • メモリはデフォルトの8GBから16GBに変更 +22000
  • ストレージはデフォルトの256GBから512GBに変更 +22000
  • CPUはデフォルトの2.3GHz(ターボブースト3.8GHz)から2.7GHz(ターボブースト4.5GHz)に変更 +33000

お値段は税込で297864円とかなりのお値段ですが、3年くらい使うのであれば、私にとっては商売道具(ブログ執筆もしますし、プログラマでもあります)でもありますし、高くはないかなと思いました。

メモリを増やした理由

「富豪的プログラミング」という言葉をご存知でしょうか。私が高校生の頃のPCというのは256MBとかそのくらいしかメモリがなかったのですが、今はスマホでも4GBとか積むような時代です。そのため、プログラミングのスタイルが変わっています。つまり、以前のプログラミングでは、少ないメモリ資源を効率的に使うことがまず求められたのですが、今はメモリを多少贅沢に使ってでもコードをシンプルに書いたり、性能を出したりする方が優先されるということです。

なので、ウェブブラウザChromeなど一般向けのソフトウェアであっても、モニターで見ると4GBのメモリを消費していてびっくりするということがあります。また、プログラミングをするためのソフトウェア自体もIDEなどは最低4GB程度はメモリを割かないと快適に動作しないとかがあります。8GBというのは、現代的なソフトウェアを動かすという点においては、本当にぎりぎりのラインだと言えるのです。

プログラマの世界では「メモリ16GBは人権」などとも言われています。

実際に仕事でも困ったことがありました。今述べたIDEもそうですが、JVMのメモリ解析ソフトのMATは場合によっては8GB以上割り当てることが要求されますし、Scalaのビルドをするsbtというソフトウェア自体にも4GB程度割り当てないとまともに動作しないということがありました。なので、一旦IDEを落としてからsbtを動かすとかいう微妙なことをして凌ぐ必要があったりと、「16GBメモリがあったらもっと快適に仕事出来るなぁ」と思うことが多かったです。

まとめると、メモリ8GBというのはプログラマにとっては明らかに少なくて、一般ユーザ向けにも本当にぎりぎりというラインなのです。16GBにするためには22000円かかるのですが、これは払ってもいいコストだと思います。

ストレージを増やした理由

これは以前の2014年モデルのストレージ使用率です。2014年から4年使いましたが、知らぬ間に256GBの75%程度も食い尽くしていたことになります。実はこれでもかなり整理した方で、以前はVMもあったのですが、VMも削除しましたし、大きいファイルを探して片っ端から削除した結果ここで留まってるという現状なのです。

私はそんなに動画をガンガンダウンロードしたりもしていませんが、いつの間にかこうなっていたので、少なくとも私の使い方だと256GBのストレージだとまた3年くらいで足りなくなってしまうことが見えてるので、こちらも増設しました。

こちらに関しては、整理すれば良いというくらいのもので、ドキュメントを書いたりウェブ視聴することが主という人は256GBでも良いかも知れませんが、動画を編集したりという人は、512GBではなくさらに上の1TBにアップグレードした方がいいと思います。他には、少ないと思いますが、Macでゲームをするという人もストレージは大量にあった方がいいです。

4コアCPUをさらに増強した理由

今回、CPUを最強にしました。今までのモデルでは、CPUは2コアしかなかったのですが、今回から4コアを積むモデルが出てきました。CPUをたくさん積むとどう良いのかというと、

  • 起動が早い。起動時にはたくさんのアプリが同時に立ち上がります
  • たくさんのアプリを同時に動かしてもどれも快適に動く
  • マルチコアで動作するソフトウェアが高速に動作するようになる

という点があります。なので基本的には、日々のPC生活は快適になります。もちろん、CPU自体のクロックが高い方がいいので、4コアにした上でクロックもグレードアップしました。

プログラミングをしていると、とても良くCPUを使います。エディタの補完や自動文法チェックなど、CPUを回すためのソフトウェアを作っているのに、それ自体にCPUが回しっぱなしになるという現象が起こります。コンパイラもコード生成を並列で行ってくれたりもしますし、プログラマの人は間違いなくCPUを最強にする価値があります。

一般向けとしては、やりすぎかも知れません。2コアでも起動は十分に早いといえると思います。それこそ、2コアでさらにクロックが低いMacbookやMacbook Airでも十分かも知れません。Touch Barとかいう不要な機能がついてなくてその分安いですから。

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