ECR82: 今日のコンテストで自分の頭の悪さがわかった。死にたい。

今日のEducational Codeforces Round(通称ECR)で、 参加者の半分も解けている問題が全くわからず、 1時間以上も時間を溶かし、結果5000位くらいという経験したこともないような 破滅を冒してしまい絶望している。死にたい。

おれは問題をシンプルに考えられず、 謎の前提を元にして 明後日の方向に解法探索をしていた。 思い込みから抜けられず、そのままコンテストが終わってしまった。 結果2完。信じられない。 どう見ても4問は解けるセットだった。

レートは100以上溶けると思う。 しかし絶望はそんなことではない。 もしおれに実力があるならば、また別の機会で100以上上がることもあるだろうし、 今下がることは大した問題ではない。 競技プログラミングというのは個人の力でやるものだから、 そのレートというのは実力を正確無比に表す。

問題は、おれの頭が悪いことだ。 おれは知っているのだが、おれは頭が良くない。 平均か、平均以下の頭脳しかないと思っている。 自分のことを知的障害者だと思うこともある。 自分の素の知能が、平均以上だと思ったことは一度もない。 おれが結婚出来ないのも、おれの遺伝子に価値がないからだと理解している。

自分の頭が悪いことは知ってるから、 猛烈な努力をしてきた。 幸いにして、どんな努力にも耐えられる肉体を持って生まれた。

中学受験で良い成績が出たのは、 おれの頭が良かったからではなく、 ものすごく早熟だったからだ。 親の教育が良かったというのもあると思う。 実際にそれは大きかっただろう。 現在推奨されている勉強法を、20年以上前に実践していたこともわかっている。

繰り返しになるが、おれは自分の知能がすごく劣っていることを知っているし、 IQもよくて90程度しかないだろうと思っている。 でも、今まですべて努力でどうにかしてきた。 努力しないと平凡にもなれないことがわかっているからだ。

競技プログラミングを人生最後の挑戦にして、 自分の人生に華を添えて、自殺しようと思っていた。 仕事を辞めて、すべての時間を最後の挑戦に費やして、 満足してから死のうと思ったわけだ。

しかし、それすら叶わないとわかった。 この世界は、こんなB問題で思い込みから抜け出せないような 頭の悪いバカは通用しないのだ。 努力では、どうにもならないと理解した。 もし、おれに平凡な知能さえあれば、 見方を変えることが出来て、一度は嵌ったとしてもそこから抜け出してきっと解けたと思う。

結局、思い込みというのは頭が悪いから起こるのだ。 頭の処理能力が低いと、何か穴に嵌った時にそこから抜け出すための初速を得られない。 逆に、頭の処理能力が高いと、嵌ってもすぐに抜け出せるし、色々な可能性を探ることが出来る。 頭の処理能力と柔軟さというのは、別のものと思っている人が多いと思うが、実は全く同じことなのだ。 頭の処理能力が高い人間は例外なく思考が柔軟である。

今日のコンテストで、おれは自分の人生最後の挑戦すらも失敗して、 何も得られずにこのまま野垂れ死ぬのを待つだけなのだと理解してしまった。 頭が悪い人間は、自分の死に場所を求めることすら許されないのか。

ひどく絶望している。 このまま死んでしまいたい。

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