Githubのフォロアが100に到達

ずっとSorockの開発にアスペしていて報告するのを忘れていたが、 Githubのフォロアが100人を超えていた。

2022年3月7日のことだ。今はもう少し増えて115人ほどいる。 ようやく人権を獲得した。よかった。

Githubを ソフトウェア開発に関するSNSと捉えると、 その仕組みはTwitterに似ている。 ツイートへのLikeがあるように、 GihhubにもリポジトリへのStarがある。 また、ツイッターのフォローと同様に Githubにも開発者へのフォローがある。

しかし、ツイートは140文字で出来るのと対照的に Githubではソフトウェアを開発しなければいけないから、 どんなに小さいものでも大抵100時間程度はかかる。 そのため、労力は比較にならない。

また、ユーザもソフトウェア開発に興味がある人間に限られるため、 Starをつけられたり、フォローされることは格段に難しい。 実際、Starが1つもつかないリポジトリというのが大半で、 100に行くにはどちらかというと稀。 1000はかなり有名なソフトウェアか、あるいは有名企業のお墨付きがないと難しい。 1万Starというソフトウェアもたまにあるが、このレベルになると、間接的を含めれば、全世界のソフトウェアが依存しているレベルだったりする。

リポジトリのStar数というのはソフトウェアの信頼に直結する。 おれは自分が他人のライブラリを使う際には、Star数を参考にしてある程度まともかどうかを判断するが、 3桁あるとかなり安心出来る。 これは、ソフトウェアがある程度まともであることの証左になる以外にも、 ある程度Starがあれば開発者が放棄しないだろうと思えるからでもある。 Rustはまだ新しい言語なので、2桁でもコードの質が良い場合がある。しかしさすがに1桁だと厳しいかなという感じだ。 使ってもらうためにはStarを増やすしかないが、使われずにStarを増やすことはかなり難しい。 そのため、開発者はソースコードの質を高めたり、プロジェクトの構成やドキュメントをより洗練させる。 こういった力学により、Githubにあるソフトウェアの質はめちゃくちゃ高くなる。

以前、公開されたコードのない開発者は評価出来ないということを書いたが、 この考えは今も変わっていない。 コードがない開発者でもレベルの高い人はいるという言説があるが、見たことがない。 よくてふつうだ。 コードのない開発者は評価出来ない

Starを得ることもかなり難しいが、フォローされることはさらに難しい。 おれはファッキンジャップソフトウェア開発者コミュニティからハブられているため、 日本人同士の内輪フォローは多く望めない。 従ってフォローの多くは見知らぬ外国人のものとなるわけだが、 開発者が開発者をフォローしようと思うのは この開発者の今後の活動をフォローしたいと思う時に限られるため かなり難しい。 おれの場合、 リポジトリに対してなんとなくいいなと思ってStarをつけることはあるが、 自分より優れてる点があると思わないと開発者自体をフォローするまではいかない。 他人も同じ基準かどうかは知らないが、 100人もフォローしてもらったということはとても名誉なことだ。

振り返ってみると、このリポジトリを作ったのは10年以上前のことだ。 確か、大学にいた頃はBitbucketというサービスを使っていた (あと、Mercurialというバージョン管理ソフトウェアを使っていた。そっちの方が優れていたので) のだけど、どうやらGithubというサービスが覇権をとっちまったぞということで、 ソフトウェアをGithubに移行していった覚えがある。

自分で考えたものを実装し、それを公開するという自由な活動自体が、このブログもそうだが、 シュタイナー教育麻布京大自由人間の自分にとっては合うのだろう。 会社は2年もすれば刺激がなくなって飽きてしまうおれだが、 Githubについては10年以上続けてこれた。

でももう疲れたし、そろそろ次の世界に行こうかな。

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