古事記由来の名前をつけるのがセンス良い?

ソフトウェア開発で一番悩ましいのは、設計でもコーディングでもない。名前だ。

dm-writeboostは初期にはdm-lcという名前だった。lcはlog-structured cachingの略であり、同時に愛するエルシィも含んでいたが、DMメンテナに意味不明だと言われて改名した経緯がある。しかし今は気に入っている。(エルシィへの愛も友利奈緒に吸い取られたしね)

名前は、そのプロダクトを特徴づけるものであり、名前が悪ければどんなに良いソフトウェアも価値が半減する。

最近、mhiramatが作っているmincsは、“min"に「シンプル・最小」という意味がこめられていて良いと思う。ストレージの"min"ioも同様の発想であろう。ただしmincsに関しては、リアルファー反対の人たちからバッシングされるリスクがあるとは思う。

このように、名前は、そのソフトウェアの特長を表すと良い。そして、我々は日本人だから、日本にちなんだ名前をつけるというのが一案である。

最近、IzumoBASEというストレージベンチャーに注目しているのだが、なぜ出雲かというと、1) 日本発だと分かる名前にしたい 2) 雲という文字にクラウド感がある という理由だそうだ。

ソイレントのパクリであるXiNADAは、ヤマタノオロチの嫁にされそうなところをヤマトタケルに助けられたかと思いきや櫛にされてしまったクシナダヒメに由来することは明らかであり、確かに感じは出ている。しかし、XiNADAの製品上の意味合い(完全栄養食である)を含むためには、オオゲツヒメを由来とすべきであった。価値半減なので半額にしてくれやXiNAいDAろうか?

オオゲツヒメの頭から蚕が生まれ、目から稲が生まれ、耳から粟が生まれ、鼻から小豆が生まれ、陰部から麦が生まれ、尻から大豆が生まれた。

EclipseのHTMLEditorは、Project Amaterasの下に開発されている。アマテラスは天照大神に由来するものだろう。このネーミングが日本発かどうかは知らないが、しかし、むしろ海外の人がつけた名前であって欲しいとは思う。アマテラスは他にも、会社名でも使われてる(例: アマテラス製薬)し、キャバクラでも使われていて、人気の高い名前である。

実は私は古事記を学んだことがある。(ついでにいうと新撰組研究家でもある)

出雲にいつ行くの?秋でしょ!「古事記ノススメ」 - テストステ論

残念ながら出雲にはまだ行ってないんだけど、古事記への愛はまだある。今後、何かマジなソフトウェアを公開する時は、古事記由来の名前をつけてみようかと思う。

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