三島由紀夫は難しすぎる。引退します

仮面の告白を視聴者に送ってもらって大変申し訳ないのだが、断念することになりそうだ。今のおれには読めそうにない。気持ちが沈んできた。すまん。

潮騒

潮騒は良かった。清々しいストーリーで、読んでいて楽しいと思えた。初江はやっぱり広瀬すずがいいなぁと思いながら単純に楽しむことが出来た。

金閣寺

では、金閣寺はどうだ。主人公は吃りがあり、それがコンプレックスになって性格が歪んでいる。彼は福井の寺の子供なのだが、その住職である父親から京都にある金閣寺の美しさについて伝え聞くうちに妄想を膨らませる。憧れの女子がいたが、気持ち悪いと一蹴され、その女子は士官学校かなんかの学生と駆け落ち(性堕ち)、最終的に軍人に射殺される。(という話だったように思う)父親に金閣寺に連れていってもらったが、実際に見てみると大したものではなく失望。父親が病で死んでからは金閣寺に預けられることになるが、福井の寺を売っぱらってひょっこり京都に来た母親がこれが最悪の人間で、以前に彼と父親が横で寝ている間に、他の男と不倫したことがある。その時主人公は父親の大きな手で耳と目を塞がれたわけである。主人公はどういうわけだったか忘れたか、空襲で京都の街がすべて燃えて、自分も金閣寺の間で死を共有出来たらと考えるようになる。金閣寺の住職に気に入られて大谷大学への進学を許されるが、その時期に金閣寺に現れた白人の男とその彼女か売春婦か忘れたけどそんな感じの2人を案内してたら、突如大型の白人男が女にブチ切れだして、坊主の主人公に対して女の腹を足蹴にするように命令。逆らったら殺されてしまうのでやむなく従ったが、女は流産したとして今度は、寺にブチ切れ。住職が穏便に済ませたように見えたが、やがてこの悪事の噂は広まり、もしかして自分は住職に見限られてしまうのではないかと不安の中、大谷大学に通うことになる。大谷大学では類友でこれまた歪んだ友達が出来て、そいつと初体験の話をするが、気持ち悪いことこの上ない話で、もはや吐きそうで記憶にすらない。なんか婆さんとやったとかやってないとか何かを舐めた舐めてないとか、わけのわからない話だった。

金閣寺はここでそっ閉じしたわけである。収入がなく、その不安と戦いながら日々を送っている現状において、このレベルの陰鬱とした小説は読めない。寝る前に小説を読むのは大変良いことだが、金閣寺を読むと、一体おれは大事な時間を何でこんなものを読むために使ってるのだろうと辛くなった。

仮面の告白

次こそはと思い、仮面の告白を読み始めた。これがまた辛い。

主人公はふとしたことから男に目覚めてしまう。ふとしたことというのはたぶん、自分が病弱で死にかけたことある経験であり、それがきっかけになり生とか死について敏感になってしまい、身体を張ってる男とか、汗をかいてる清々しい男とか、縛られて傷つけられている男とか、そういうものに没頭し、ついに悪癖(自慰のこと)を覚えてしまう。ジャンヌ・ダルクが女であると知った時には失望した。学校に近江というマッチョな男がいて、主人公はこの屈強な男が気になって気になってしょうがないのであり、下司ごっこという簡単にいうと男友達のちんちんを触って大きさを冷やかす遊びがあるのだが、友達に「近江は経験者だ。あれが大きいに違いない」と言われてから、もう気になってしょうがない。しかし、その気持ちとは裏腹に、その感情がガチすぎることに気づき、下司ごっこを引退するのであった。ある雪の日、朝早く学校に来てみると近江の足跡らしきが校庭に続いている。それをドキドキしながら辿っていくと、そこには雪の上にOMIと書いて雪合戦開始待ちな無邪気な子供がいた。主人公はその光景に失望仕掛けるが、近江に思わせぶりに頬を触られた時に、自分がもうすでに恋していることに気づくのであった。

仮面の告白も、ここまで来てそっ閉じした。もうこれ以上あなたの告白を聞く必要はない。

引退

たぶん、自分は三島を正しく読むにはあまりに素養がなさすぎるのだと思う。故にただ浅く、変態の話としか読めない。もっと深く読めたらきっと楽しいのだろうと思うけど、たぶん無理だと思う。三島引退。ポワロに戻る。


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