灘中合格辞退に見るこの国の闇。解決法を示す。

子供が灘中に合格したが、 入学を辞退というツイートが今、ネットを賑わせている。 証拠がないので真偽のほどは定かではないが、真である前提で話を進める。

さかのぼってツイートを見てみると、 この家庭は岡山在住であり、 灘中は記念受験だったそうだ。

この息子さんは発達障害であり、 算数オリンピックでも入賞経験がある天才児なのだが、 岡山から通うのは金銭的にも精神的にも厳しいと判断してのことだ。 思い出つくりの記念受験であることは息子との間に最初から約束していたことであり、 中学受験の塾代も、塾の実績作りのために無料になっていたようだ。

関東の小学生が灘中を辞退前提で受けるという話は時々聞くが、 この例はそうではなく、もし通学圏内に住んでいたとしても 金銭的な理由で通わせることは出来なかっただろうという点を問題として議論したい。

萩生田文科大臣が英語試験の文脈で 「身の丈発言」をしたことが問題になったが、 彼が灘中に行けることは身の丈にあったことではないのだろうか? なぜ、国はこの家族に兵庫への移住と母親への仕事の斡旋と、 生活費・学費の支給をしないのだろうか?

中学受験の世界では、 このレベルの知性は「再現不能」と形容される。 つまり、狙って出来ることではないということだ。 例えば、お腹の中にある時から読み聞かせをして、 母親は大量のDHAを摂取し、 生まれたあとは最大限の教育を施したとしても、 到達可能かどうかはわからない。というか 一生かかっても到達出来ないことがある。 精子バンクから天才の精子を取り寄せても、たぶん無理だろう。

断言してもいいが、ランダムに選んだカップルが1000組 交配しても、この子一人を作り出すことは出来ない。 体重60キロの生ゴミを1000個作り出すだけだ。

才能の前には何もかも意味を失ってしまう。

ではもし、その合計60トンの生ゴミを全部廃棄して、 浮いたお金を再現不能人材に投資することが出来たらどうだろう。 この子は灘中に行けるだろうし、 将来的に、国に莫大な貢献をしてくれるはずだ。 今後、有能な理数系人材ほど価値のあるものは存在しなくなる。

もしそうせずに彼が公立の中学に進学したらどうなるか? 「確実に」潰される。

知性を理解しない白痴教員の下にゴミ同然の内申点をつけられる。 変わった性格が災いして、クラスメイトにはいじめに遭う。 自殺は極めて現実的だ。 逆に白痴呼ばわりされるかも知れない。 おれには彼がどういう子供か、想像出来る。

彼にとって、自分と似たような知能を持つ子供がたくさんいる 灘中に進むことは幸せであり、生きるための唯一の道なのだ。

この国はなぜ、才能もなく努力もしない人間を必死になって守ろうとするのだろうか? ゴミみたいな私立大学に対して助成金を出すのはなぜだ? どうして東大や京大のような国内トップレベルの国立大学の授業料が毎年のように上がるんだ? 無償化した上で学生には奨学金を与えてもいいくらいだ。 おれの京大時代の友人には、お金がないからノートパソコンも買えないというやつがいた。

無能人間の存在は害でしかない。彼らがいるから、 真に価値のある人間が不幸になる。 国に意味のない金を使われる故に自分たちには何の投資もしてもらえず、 あげくねたまれて足を引っ張られる。 それがこの日本という三流国の実態だ。

おれは以前に、

小卒試験を導入すれば、世の中からねたみが消える

という話をした。 そこではおれはマイルドに、それぞれ生まれ持った知性に応じた人生を生きるようにした方が それぞれにとって幸せなのだ。今ねたみが生まれるのは、みんなが同じ人生を目指そうとするからだ という持論を展開した。

しかし本当に書きたかったことはそんなぬるいことではない。 中学受験のような形の小卒試験を実施し、上位2割程度を合格とし、 不合格の人間はガス室に送って処刑する。 合格組はガラス張りのガス室に入れられて苦しむかつてのクラスメイトを 劇場のようなところでふかふかの椅子に座り、拍手をしながら 「鑑賞」する。そんなディストピアだ。 今のこの世の中を見ると、これしか解決法はないように見える。 この何の資源もない小さな島国が国際競争に勝つためには頭脳を選別する他ないからだ。

彼に奇跡が起きて、灘中に進学出来るようになることを祈っている。


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