Vine Linuxの終了

VineSeed 以外の Vine Linux リリースを終了します

Vine Linuxが終了したらしい。

Linuxとは何か。 ある人はLinuxといえばLinuxカーネルのことを指すと言った。 しかしこれは過激派の思想で、一般にはLinuxといえば、 Linuxディストリビューションのことを指す。

Linuxカーネルとは何か。 Linuxカーネルというのは世界で一番か二番目くらいに大きいOSS(オープンソースソフトウェア)である。 カーネルとは、コンピュータハードウェアを動かすために必要な基盤ソフトウェアのことであり、 OSSというのは、ソフトウェアの元となるソースコードが公開されており、誰でも修正・再配布が可能なものである。

このOSSなカーネルは誰も使うことが出来る。しかしカーネルだけでは実質何も出来ない。 みなさんがいつも使ってるようにパソコンを使うには、カーネル自体を動かすソフトウェアが必要になってくる。 カーネルに加えて、そういったソフトウェアを詰め込んだものを ディストリビューションという。 従って、我々がLinuxを使う場合、ほとんどの場合はこのディストリビューションをインストールすることになる。 Ubuntu, Cent, Arch … など様々なディストリビューションが存在する。

Vine Linuxもこのうちの一つだ。

Vine Linuxはマイナーなディストリビューションではあるが、 日本ではかなり有名だ。 というのは、 日本語対応がきちんとされたディストリビューションが 昔、Vine Linuxくらいだったからだ。

おれが京大電気電子工学科に入ったのが2005年のこと。 レポートはtexで書くことが原則とされていた。

Vine Linuxは当時、この分野では一番整っていた。 おれは、当時仲が良かった友人からVine Linuxというものを薦められ、 分厚い本についていたCD-ROMを使ってVine Linuxをインストールし、 使っていた。

4回生になって研究室に配属されたあとはUbuntuを主に使うようになったが、 それまではずっとVine Linuxだった。 だから、おれは授業でCを習った他には独学でRubyを書いていたが、 これもVine Linuxの上でやっていたことになる。 ようするに、めちゃくちゃお世話になった。 ありがとうございました。

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