Rust言語入門向けブログをはじめたもう1つの理由

Rustコトハジメ

というブログを始めた。当面は自分が調査したことを中心にRust言語の入門向け記事を書いていこうと思う。ここでは、なぜ私がこのブログを始めたのか話したい。

Rust言語は難しい

Rust言語というのは、プログラミング言語の一つだ。比較的新しい言語で、

8 programming languages to learn in 2019 | Packt Hub

でも紹介されているとおり、最近注目を集めている。

どういう言語かというと、一般向けに一言で説明するならば「すごく素晴らしいけど、学習がめちゃくちゃ難しい」言語だ。上の記事でも

At a basic level, Rust is better for lower level programming, while Go will allow you to get things done quickly. Rust does have a lot of rules, all of which will help you develop incredibly performant applications, but this does mean it has a steeper learning curve than something like Go.

と、Go言語という、同じような領域(プログラミング言語は得意不得意があるので、領域によって使い分けられるのがふつうだ)で使われる言語に比べて、「機能的に良い」し「速い」が「むずい」と紹介されている。私は10以上色々な言語を学んできたが、Rustは、0から始めるのであれば一番難しい言語だと思う。既存の言語のアイデアを多分に取り込んでいるため、それらに精通している人であれば、敷居は低くはなるとは思うが、それでも十分に難しいと思う。実際、私は学習に困難している。

Rust言語は今後流行る

とはいえ、Rust言語の魅力から考えると、今後は採用が進んでいくと思われる。例えば、速いこと一つとったとしても、システムの世界ではとても有利となる。例えば、月に1000万円かかっていたサーバ代が仮に500万円になってしまったら、500万円はまるまる浮くことになる。Rustには速さだけでなく、バグりにくさもあるから、これを加味すると、学習の困難さは受け入れる価値があると判断される。

しかし、そこでは確実に地獄のような学習が待っている。仮にそこにスーパープログラマがいて、その人が強い権限を持ってほぼ独断でRustの採用を決定したとしても、それ以外の人はそれから学習しなければいけない。とあるシリコンバレースタートアップは自社のプロジェクトのためにRustを採用したが、入社したプログラマは最低一ヶ月の純粋なトレーニングが必要だったという。彼らは日本のふつうのプログラマより優秀で、しかも英語が出来るから英語の資料に簡単にリーチ出来るにも関わらずそうなってしまうのだから、日本ではもっとかかることは想像に難くない。日本のプログラマもRustについて色々と良い記事を書いているが、決して入門向けではなく、難しいのだ。

そこで私は、Rust言語の入門記事自体に、将来的にPVを稼げるポテンシャルがあると読んだ。エンジニアはよくググる。エラーが出たらググる。わからない用語があったらググる。そうやって学んでいくのは世界共通だと思う。Rustは嵌まるポイントが多いから、ググられる機会も多くなるのではないかと予想している。

特化ブログをやってみたかった

テストステ論を始めた時の自分に言いたいこと

にも書いたが、テストステ論に対して今になって反省することとして、雑記ブログをやるにしても「もっと整理して作っておけば良かった」というのがある。そして、SEOや広告をつけて収益を得るという観点からみると、やはり特化ブログを書くというのが一番だと考えている。

テストステ論からFPSや筋トレに関するカテゴリをスピンアウトして別の特化ブログを作るアイデアはある。しかしそれよりは、「それなりに見込みのある領域で、今自分が思う最善のやり方でゼロからやってみたらどうなるか」ということに興味があった。つまり、特化ブログがどうSEOに有利なのか、PVはどう伸びていくのか伸びないのかなどを研究したいと思った。

このブログの目的 - Rustコトハジメ

には、

  • 自身の学習のモチベーションとするため
  • Rustを広めるため

ということを書いたが、最近興味のある「ブログを収益化する」という点に関していうと、実験する良いチャンスだと思ったからとなる。

知見については将来的に共有する予定

ある特定のニッチな分野で特化ブログをやったら、雑記ブログに比べてどういう特性の差が生まれるのか?ということについては誰しも興味のあることと思う。私も興味があるから始めたわけだ。

その知見については、今後、きちんとデータがとれたら共有するつもりだ。お楽しみに。

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