西湘レーラーの「中学受験はいいもんだぞ!」

首都圏の御三家中に合格してしまうような子は、 一生そのことをブランドとして誇り続けると言われている。

中学受験というのはそれほどに激しい戦いであり、 その中で勝ち残ったという事実の圧倒的な重みは、 それはきっと地方出身者には理解されないだろうが、 それは決して過去の栄光という陳腐な言葉で片付けられるようなものではないのだ。 おれの血液型は麻布型。君は何型かな?

そういった人間は、ふと昔のことを思い出し、 中学受験体験記を書いてしまうものだ。 おれは、ドリュー・バリモアが出演していた「25年目のキス」という映画にちなんだタイトルの 合格体験記(長編)を書いてしまっている。

25年目の麻布中学合格体験記

最近、ユーチューブを見ていたら西湘レーラーという謎の陰キャが 中学受験について語ってる動画があり、 いくらか見てみたら(おれにとっては)なかなか面白かったので、調べてみると筑駒出身(他の合格校は開成と栄光) の中学受験エリートだった。

この人は、筑駒を卒業後、慶応から一橋のロースクールに行き、 弁護士になるという夢を叶えるため 司法試験を受けたが5振してしまい、 今は中学受験専門の家庭教師として生きているという変わり種のようだ。 (追記。正確には、1振の時に開業したとのこと。5振して仕事がないから家庭教師をはじめたと思われるのは嫌だろうから名誉のため) ちなみにレーラー(Lehrer)というのはドイツ語で「先生」「師匠」という意味で、 西湘というのは住んでいる地域に由来する。

そんなレーラーさんもまた、中学受験体験記を書いてしまっている。

まず、タイトルが面白い。

奇しくもおれも、中学受験合格体験記のあとがきのタイトルは 【25年目の麻布中学合格体験記】あとがき。中学受験は美しい であり、 中学受験の勝者というのは中学受験を良い思い出に捉えがち というのは本当のようだ。 レーラーさんの場合は、母親に殴られたりしていたにも関わらず、 すべてが「中学受験はよいものだ」で上書きされてしまっている。 結果、母親の愛であったで片付けられてしまっている。 中学受験に勝つということはこういうことなのだ。

価格は400円足らず、ページ数もトータル1時間もかからないような分量であり、 文章自体もさすが筑駒というだけあって読みやすい。 ぜひ買って読んでほしいので内容については詳しく述べないが、 栄光に合格したシーンについてはなかなか感動したとだけ言っておく。


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